ペットフードのラベルにあるタンパク質、脂肪、繊維、灰分、水分の割合から代謝エネルギー(kcal/kg)を計算します。
ペットフードのエネルギー密度を理解すれば、袋に印刷された曖昧な「給与ガイドライン」に頼らず、正確に給餌できます。ペットフードのラベルは保証成分分析を表示しますが、カロリーはめったに記載しないため、このツールは栄養士が市販フードに用いる修正アトウォーター方程式からカロリーを再構築します。まず、無窒素可溶物(NFE)と呼ばれる炭水化物の割合をNFE% = 100 − タンパク質 − 脂肪 − 繊維 − 灰分 − 水分 として導きます。次に、代謝エネルギーを1 kgあたりの kcal でME = 10 ×(3.5 × タンパク質% + 8.5 × 脂肪% + 3.5 × NFE%)と推定し、脂肪にタンパク質や炭水化物の2倍以上のエネルギー密度を与えます。実例として、タンパク質26%、脂肪15%、繊維4%、灰分7%、水分10% と表示されたドライフードは、NFE が38%、推定 ME が1 kgあたり約3,515 kcal です。この数値が分かると、1日の給餌量計算機が概算から正確なものへ変わります。グラムの目標が、フードのエネルギー密度の高さに直接左右されるからです。高脂肪の活動的なフードや子犬用フードは1グラムあたりのカロリーが高いため、少ないすくいで同じエネルギーを供給できる一方、水分の多い缶詰フードは重量あたりのカロリー密度がはるかに低くなります。ラベルに灰分が記載されていない場合、ドライフードでは5~8%、ウェットフードでは2~3% が一般的な推定値です。これは実験室での給餌試験ではなくラベル値の推定であるため、正確な代謝測定値としてではなく、比較や分量管理のために使用してください。
NFE(可溶無窒素物)は、フードに含まれる可溶性炭水化物を表します。100%からタンパク質、脂肪、繊維、灰分、水分を引いて計算されます。
代謝エネルギー(ME)は、消化・排泄後にペットが実際に利用できるエネルギーです。総カロリーよりも正確な指標となります。
灰分が記載されていない場合、ドライフードでは5-8%、ウェットフードでは2-3%と推定するのが一般的です。